世界の中心でいろいろ叫ぶ

アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどに住んだ経験から、海外生活についてまるっと書いているブログです。海外での留学、ワーホリ、就職、資格取得から、恋愛&結婚、妊娠&出産、子育てなどなど。

オーストラリアで出産!無痛分娩!その1

こんにちは。

先日、オーストラリアで出産して、絶賛育児中です。

出産について、他の国ではどうなんだろう?と思っている方もいらっしゃると思うので、今日は私がオーストラリアで経験した無痛分娩について書きたいと思います。

 

無痛分娩・・・日本では事故があったりして、ネガティブなイメージを持っている方も多いと思います。

こちらオーストラリアでは、9割の方が無痛分娩だそうです。(病院で聞いた話です。)

私は、日本の事故のことも聞いていたし、日本では大体が自然分娩なので、最初無痛分娩をするつもりはありませんでした。

ですが、日本の事故はちゃんとした麻酔医の資格を持っていないお医者さんによるものだということや、こちらではしっかりした麻酔医によって行われるので安全性が高いことなどを聞いて、次第に考えが変わって行きました。

ですが、陣痛が来るまでは、まだなるべく自然分娩にしようと思っていましたし、特にそれまでに病院で聞かれなかったので、自然分娩なのだろうと思っていました。

分娩方法を決めないまま、陣痛が。

日本では、無痛分娩だとほとんどが計画分娩で、お医者さんと話し合ってこの日に生みましょうと決める、と聞きました。

なので、出産予定日が近づくまで何も聞かれなかった私は、出産は自然分娩なのだろうと思っていました。

そして、ついに陣痛が。

 

分娩室に連れていかれて、ヒジャブ(イスラムの女性のかぶり物)をしたとっても明るい助産婦さんが私を担当してくださることになり、その方が挨拶もそこそこに「シャワーする?」と聞いてきたので、私は「家でシャワーしました。」と言うと、「そうじゃなくて、この部屋には特殊なシャワー室がついていて、バランスボールに座りながら背中とおなかにシャワーできるのよ。痛みを軽くするのにとっても効果的なのよ。」とのことでした。

興味を持った私は、早速させてもらうことに。

2畳くらいの広さのある大きいシャワー室の中で、背中には固定されたシャワーから温水が、前には自分の手に持てるシャワーがあり、好きなところに当てられます。

これがかなり快適。

かなり長いこと入っていました。

私が入っている間に、助産婦さんはタオルやガウンなどを用意してくれていました。

このシャワーのおかげで、かなりきつかった陣痛が大分軽くなりました。

そして、シャワーから出た後、さらに驚きの言葉が。

いろいろある痛み軽減方法

助産婦さんから、このシャワーの他に、3つの痛みの軽減方法について説明がありました。

まずは、ガス。陣痛が来るのに合わせてこのガスを吸うと、痛みをそれほど感じなくなるということでした。

その次は、確か腰に当てる電気ショックのようなものだったと思います。これは私は使わなかったのでよくわかりません。

そして3つ目が、いわゆる無痛分娩用の麻酔。脊髄に細い針のようなものを刺して麻酔薬を注入するというもの。

すでに陣痛が結構来ている状態(こちらは陣痛が3分に1回くらいにならないと、病院にとどめておいてもらえなくて、家に帰されます^^;)だったので意識も少し朦朧としつつ説明を聞いていたのでちょっとうろ覚えです。

分娩当日に選べる!

なんと、分娩当日に無痛分娩が選べるのです!

これにはビックリΣ(゚Д゚)

ですが、その時点ではまだ無痛分娩が怖かった私。

リスクが少ないガスから使って、それが効かなくなったら次…というのでもいいですか?と半ばダメもとで聞いてみたら、いいとのこと。

という訳で、まずはガスから使ってみることに。

これがなかなか良くて、さっきまでめちゃくちゃ苦しめられていた陣痛が、うそのように軽くなりました。

ただ、破水してからは陣痛が強くなり、ガスを目いっぱい吸っていたところ、部屋がグルングルン周りはじめました。

麻薬をやる人が"トリップする"という感覚ってあんな感じなんじゃないかな~?と後になって思いましたが、部屋がぐるぐる回って、同じ音が何度もリピートして、最終的に一つにピタってなる感じ。

すっごく変な感覚でした。

お医者さんが慌ててやってきて、ガスはストップ、そして無痛分娩に切り替えませんか?という話をされました。

意識がすっかり朦朧としているなか、切り替えてもらうことに。

無痛分娩のリスクなどの説明があり、理解し了承したということで書類にサイン。…ですがそんな状態で説明されても頭は全然働かず。^^; 言われるままにサイン、という感じでした。幸い、周りに旦那さんや母がいてくれたので、旦那さんがしっかりと聞いて大丈夫だと判断してくれて、私がサインする、といった形でした。

…長くなったので続きはまた次回にします。^^